山野草の育成には通常水捌けの良い培養土で、保水力があることが求められます。
それは自生している環境が腐葉土等の層が重なる所で育っているものが多いからだと思われます。
鉢植え用土は、赤玉土に腐葉土を混ぜ込んで植えつけますが、高山系の山野草を暖地で育てる時は、腐葉土を使うと蒸れの原因で夏に枯らす原因となることが多々あります。
山野草とは、平地〜高山といった野山に自生する観賞価値のある草花のことをいいます。
日本の山野草栽培の歴史は、まだ100年ほどと浅く、明確な定義は確立されていません。
全体的に小柄で、花に派手さはなく、素朴なものを山野草と呼ぶ傾向があります。
海老根
日本を代表するラン科の山野草で、ヨーロッパではガーデニングに人気の山野草となっています。
風通しのよい半日陰で育てると、4〜5月に花を咲かせてくれます。
鈴蘭
人気の山野草で春の訪れを告げる花とされ、「幸福が訪れる」という花言葉が付けられています。日本に自生しているすずらんもありますが、園芸ではドイツスズランが広く流通しています。
スミレ
道端で見かけるほどありふれた山野草で紫の花色をよく見ますが、ほかにもピンクや白など花色のバリエーションは豊かです。
ホトトギス
ひっそりとした佇まいと、細い茎の先に咲かせる小さな花が愛らしい日本の山野草です。
崖や山野の日陰に自生しているので、庭に植え付けるときは、風通しのよい場所に植えつけます。
簡単に増やせて楽しめるのも魅力です。
富貴蘭
素朴な見た目が特徴の東洋ランで、花の香りがよく、素朴な花の色合いも人気で、江戸時代から園芸に利用されてきました。
たくさんの葉っぱを茂らせることから、花がない時期も観葉植物としても楽しめます。
また富貴蘭は病気や害虫の心配も少なく育てやすい品種です。
等々魅力的な山野草がたくさんあり、あまり置き場所をとらずに楽しめるものが多くあります。。